弊社近く、大光院(お寺)の本堂新築工事が完工しました。
引き続き、その隣に護寺会館(客殿)建設が始まります。
この工事は、地元檀家で受注ということで弊社で請け負う事になりました。
数ヶ月に渡り、工事の様子をお伝えしたいと思います。
【地鎮祭】
建設委員会の役員参列の中、
住職による、地鎮祭。
左側は、新築した本堂
【水盛遣り方】 みずもりやりかた
【根切り工事】 ねぎりこうじ
地盤を掘る高さと位置を出す為、
周囲に水杭、水貫を設置します。
ちなみに水杭(みずぐい)の水は、
水平という意味です。
【基礎配筋工事】
ベタ基礎のため、鉄筋はもち網のように配筋します 。
立上り部分の下の配筋は細かくしています。
この段階で、給排水管を通す穴を準備しておきます。
【コンクリート打設工事】
雨の合間を縫って、基礎のコンクリート打ちです。
面積があるため、ポンプ車での作業になります。
ポンプ車のアームが伸びて、
作業がはかどります。
コンクリート打設後、
金コテで押さえます。
床下になり隠れてしまうのですが、
金コテで仕上げる事により、
乾いた時に粉ほこりが出なくなります。
【立ち上がりの型枠工事】
型枠の設置
角にはホールダウン金物
コンクリートの打設
立ち上がりは一輪車で、
コンクリートを運び、打っていきます。
コンクリート打設後は、
雨が降ったりで、
丁度良い、養生環境でした。
作業場では着々と木材の加工が進んでいます。
玄関の屋根
隅木を仮に取り付けて、
バランスをみます。
外部に張る杉板を木工機械『超仕上げ』で仕上げていきます。
『相ジャクリ』された板を購入し
自社で仕上げます。
材料費を抑えられます。
基礎
基礎の完成
玄関部分の基礎
土台敷き
私が責任を持って、
防蟻・防腐剤を塗ります。
土台の据付完成
土台の下には基礎パッキン
上棟を待ちます。
上棟
クレーンを使い建てて行きます。
小屋組は洋小屋といって、
大きい部屋が必要な時に、採用します。
玄関の屋根も作業小屋での
準備もあり、順調に進みます。
棟木に半紙を巻き、上棟となります。
屋根工事
垂木(タルキ)の取り付け
化粧垂木で30cm間隔で
取り付けます。
野地板張り
杉板の無垢材を貼り付けます。
ゴム入りアスファルトルーフィング張り
縦の白い線は、キズリテープ
玄関の屋根下地
ちょっと手間をかけて
取り組みます。
瓦工事
瓦がのりました。
軒先から順に。
棟を残し、ほぼ葺き終わり。
玄関の鬼瓦。
もうすぐ、瓦工事終了です。